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2.2. 非正規職員・従業員が結婚できない理由
『少子化白書』に雇用形態別の結婚している率がありますので、これを図2—3として引用しました。
図2—3によると、20~34歳の男性の場合、配偶者の有る率は、非正規の職員・従業員と正規の職員・従業員とで3倍ほどの差異があります。なぜか?
その理由は図2—4にあります。
その理由は図2—4にあります。
図2—4を見ると、結婚適齢期の25~29歳(赤色)の男性の半数が結婚しているのは600万円以上の年収の人です。結婚を促進し少子化を防ぐには、男性の年収を例えば600万円以上に引き上げる必要があるようです。
図2—3と図2—4を合わせて見ると、非正規の職員・従業員の結婚している人が少ない理由は、彼らの年収が100~199万円と極めて低いためであることが読み取れます。なぜなら、25~29歳と30~34歳の非正規の職員・従業員の結婚している率は、図2—3(青と黄色)から8.4~22.3%であり、この有配偶率に相当する25~34歳の年収は、図2—4(赤と黄色)から100~199万円だからです。
すなわち、非正規の職員・従業員の100~199万円と極めて低い年収が結婚を妨げ、その結果として出産も出来ないので、少子化を促進しているのです。
非正規の職員・従業員の年収はなぜこのようい低いのでしょうか。
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