T06-04

6.4.希望する子供数

 日本の結婚した女性が何人の子供を生みたいと思っているかを調査した結果があります。

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 図6—6は厚生労働省が行った「21世紀出生児縦断調査及び21世紀成年者縦断調査 特別報告書(10年分のデータより)」から円グラフを作成したものです。
 この調査によれば、妻が2人の子を持ちたい比率が54.5%あり、3人欲しい妻が33.3%もあることは、対策が的確なものとなれば、少子化を阻止できる可能性を示しいていると言えます。
 調査結果を総体的に見るために、次の計算をしました。

 1人×0.077+2人×0.542+3人×0.333+4人×0.032=2.288人

 日本の結婚している女性を全体として見れば、2.288人約の子供を持つことを希望しています。しかし現実には1人の女性が生んだ子供の数は平均1.33人でした。
 このことは、日本には女性が子供を生むことを阻害している要因が存在していることを示しています。