7.9.高齢期の健康状態
スポーツ庁が行った新体力テストの結果を図7—13と図7—14に示します。令和元年の70~74歳、75~79歳の女子の新体力テスト(握力、上体起こし、長座体前屈、開眼片足立ち、10m障害物歩行、6分間歩行)の合計点は、それぞれ平成13年の合計点を上回っています。
これによると、2001年から2019年の18年間で男女共に、65歳~79歳までのテストの合計点が向上しており、高齢者の体力は年々向上していることが分かります。
また、OECDが行った読解力調査結果を図7—15、数的思考力を図7—16として示します。これ等のテスト結果を見ると、日本人はなぜかOECD平均に比して、数的思考力と読解力は共に高く成っています。
しかし、読解力と数的思考力は40歳を過ぎたころから低下が始まり、60~65歳では低下の度合いが大きくなっていることが見て取れます。
この面から見ると、「働けるだけ何時までも働きたい」とする気持ちとは別に、65歳を超えて更に就業するのは、数的思考力と読解力の低下により、ミスを生じる危険性が高まり、要注意です。
また、OECDが行った読解力調査結果を図7—15、数的思考力を図7—16として示します。これ等のテスト結果を見ると、日本人はなぜかOECD平均に比して、数的思考力と読解力は共に高く成っています。
しかし、読解力と数的思考力は40歳を過ぎたころから低下が始まり、60~65歳では低下の度合いが大きくなっていることが見て取れます。
この面から見ると、「働けるだけ何時までも働きたい」とする気持ちとは別に、65歳を超えて更に就業するのは、数的思考力と読解力の低下により、ミスを生じる危険性が高まり、要注意です。
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