日本の根幹を揺るがす少子化

子供が生まれなければ、国は必ず滅亡します。皆さんは、その実態を、どこまでご存知でしょうか。その恐ろしさを、どれくらい感じておられるでしょうか。日本の将来を思い煩う一人として、少子化の深刻さと対策の在り方を知ってもらい、少子化が阻止されることを願って、日本の舵取りをしている方々へのお願いとともに、このサイトを世に送ります。

カテゴリ: 4.結婚したがらない人々

好きな人と結婚して共に楽しく生活し、その間に子供を産み育て、健康な可愛い家族と共に過ごすのが、多くの人々の望みであると思います。しかしなぜか結婚しようとしない人が多くいます。どうしたのでしょうか。 ...

『少子化白書』の未婚者(18~34歳)のうち「いずれ結婚するつもり」と答えた者の割合を図4—2として転載します。いずれ結婚するつもりの未婚者の割合は、男性85.7%、女性89.3%となっており、男女ともに依然として高い水準を維持しています。 ...

何時に成ったら結婚するのか、その実情を知るために、『少子化白書』の資料を図4—3として転載しました。図4—3に見るように、1975年から2005年にかけて晩婚化が急速に進み、2005年には女性の初婚年齢が28歳、男性は29.8歳になりました。 ...

国立成育医療研究センターの齊藤英和医師(周産期・母性診療センター/センター長)は「日本は妊娠出産の基本的な知識を全く教育で伝えてこなかった」と指摘しています。図4—4から、日本は先進国の中では最も知識レベルが低く、トルコに次いで二番目に低いことが分かります。 ...

また、齊藤英和医師は次のように指摘しています。「母親の年齢が35歳以上になる頃から、明らかに生まれてくる子どもに染色体異常が出やすくなります。それ自体が病気というわけではありませんが、ダウン症などの何らかの染色体異常を持ちやすくなると言われています」。 ...

不妊や子どもの染色体異常は女性側の加齢だけが原因で引き起こされるわけではありません。実は男性の加齢もそれらの原因になり得るし、「流産や子どもの先天性異常に影響を及ぼす」として、流産に及ぼす父親の年齢の影響をグラフで示しています。 ...

2022年度から不妊治療が保険適用となりましたがこれにより、何時でも安心して出産できるものではありません。不妊治療をすれば全て出産に繋がるものではないのです。「治療の成功率と年齢」|不妊College (ferring.co.jp)によれば、次の記述がありますので引用します。 ...

総合職や専門職と言われる職種の女性が日本の全産業分野で働いています。この女性の社会進出の基礎となる女性の大学進学の様子を見てみます。図4—18に示すように女性の大学進学は1900年過ぎから急速に増えています。女子大学生数は1950年の約2万5,000人が最少で、2019年の約129万人が最多です。男性の学生数を100とすると、女性の大学生数は73.7まで増えました。 ...

結婚・妊娠・出産には生物学的な適齢期が人間にもあるので、いたずらに晩婚になるのは危険であることを、未婚の若い男女を含めて、広く社会に知らしめる教育と広報が必要です。その上に立って、総合職・専門職・技術職の女性には、結婚し出産し育児が安定するまでは深夜勤務などの時間外勤務を無くすか、大幅に削減する法的な対策が必要です。 ...

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