日本の根幹を揺るがす少子化

子供が生まれなければ、国は必ず滅亡します。皆さんは、その実態を、どこまでご存知でしょうか。その恐ろしさを、どれくらい感じておられるでしょうか。日本の将来を思い煩う一人として、少子化の深刻さと対策の在り方を知ってもらい、少子化が阻止されることを願って、日本の舵取りをしている方々へのお願いとともに、このサイトを世に送ります。

タグ:人口減少

2023年現在は少子高齢化が急激に進む過程にあり、若年者が少なく高齢者が多い超高齢化社会へと向かっています。図10—9は『少子化白書』のデータに従って筆者が作ったものです。この図10—9を見ると、65歳以上の人の比率は1950年には4.9%でしたが、2015年に28.5%まで高まり、2065年には38.1%になると推計されています。 ...

2021年の合計特殊出生率は1.33で男女2人が生涯に平均で1.33人の子供を生む少子化となっています。この勢いで少子化が進めば、日本は人口が減少し衰亡へと向かいます。日本はこの危険な少子化を止め、滅亡へ向かう現状から脱出できるのでしょうか。日本の少子化対策を難しくしている要因は年齢別の人口構成にあります。この様子を1930年、1950年と215年を対比して図10—6に示します。 ...

過去30年間の少子化対策の無策により、子供を生める年代の女性の数が年々減少しているので、今後20~30年間は日本の少子化の進展は避けがたいと言えます。日本人の数が年々減少するのは確実であり、一方長寿命化により高齢者の比率が高まることも確実です。この現実は受け入れる以外に方法はありません。そこで少子高齢化の進行する中で、私たちは如何にすべきかを考え実行してゆく必要があります。 ...

UNFPA(国連人口基金)はWHOと同じく国連の1機関で、主に人口分野を担っています。UNFPAが発表した2022年版の世界人口白書(State of World Population)によると、世界で人口が減少している国の年平均人口変動率の、主な国とその減少度合は次の図1—23の通りです。 ...

人類はその始まりと共に結婚し子供を生み育ててきました。世界のどの国の人たちも例外はありません。子どもの多さはその国の存続と発展のシンボルです。 日本政府は1990年に、合計特殊出生率が1.59人になったことにショックを受けて、1994年から少子化対策を取り始め、少子化対策の関連法の制定や閣議決定、少子化社会対策会議の決定など多くのことが行われました。しかし、少子化は今でも進んでいます。その恐ろしい実態を見てみます。 ...

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