2023年現在は少子高齢化が急激に進む過程にあり、若年者が少なく高齢者が多い超高齢化社会へと向かっています。図10—9は『少子化白書』のデータに従って筆者が作ったものです。この図10—9を見ると、65歳以上の人の比率は1950年には4.9%でしたが、2015年に28.5%まで高まり、2065年には38.1%になると推計されています。 ...
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7.10.高齢化の社会保障費給付に対する影響
『令和4年版高齢社会白書』より転載します。社会保障給付費(年金・医療・福祉その他を合わせた額)全体について見ると、令和元年度は123兆9,241億円となり過去最高の水準となった。また、国民所得に占める割合は30.88%となった。社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費について見ると、令和元年度は82兆444億円となり、前年度の80兆8,582億円から1兆1,862億円増加した。なお、社会保障給付費に占める割合は66.2%となっている。 ...